懐中しるこ

立ちのぼるあんの香り、もちもちの皮。
夏は冷やしてお愉しみください。

半月状の懐中(かいちゅう)しるこをふたつに割れば、中からサラサラのさらしあん。
器に入れたら、お湯を注ぐだけ。

吟味を重ねた滋賀県産の餅米をつきあげ、香ばしく麩焼にした皮は、時間とともにもちもち、とろり。
北海道十勝小豆ならではの豊かなあんの風味とともにお召しあがりください。

懐中しるこは、京の昔の風流人がお花見や紅葉狩り、雪見などで味わうために生まれたのだとか。
今も昔と変わらない製法で、職人がひとつずつ手作業でさらしあんを包んでいます。
夏は氷で冷やして、涼菓としてお召しあがりください。

職人が手づくりで作っています

国産もち米のふやきにさらしあんをのせて、鍋から出る蒸気をふきんに通してやさしく熱と水分を含ませます。
ふやきが柔らかくなる瞬間を見逃さず、隙間が出来ないように半月型に職人が手早く包みます。
熱をくわえて焼き目がつくと、こんがりと香ばしい「懐中しるこ」が出来上がります。

お召し上がり方

袋の中で2つに割って器にあけて、熱湯を(140ml)注いでお召がり下さい。